使い方:FHM Safety (Windows版)

     
  • (1) 認証画面

    FHM Safetyを立ち上げると、"ユーザ認証画面"が表示されます。 この画面でユーザIDを認証を行います。「ユーザ一覧」のボタンを押すと、あらかじめ登録されたユーザID一覧表を利用することもできます。IDの入力または選択の後、 「ログイン」ボタンを押すとします。

    認証画面
  • (2) フリッカー値測定画面

    ユーザ認証後、「フリッカー値測定画面」に移行します。フリッカー値測定画面の左上部には、測定データのグラフ、左下にユーザ情報入力、右上にグラフ表示ボタン、右下に測定開始ボタンが現れます。ログインしたユーザーが管理者の場合は、これに加えて画面上部に、設定、管理ツールのボタンが表示されます。

    フリッカー値測定画面
  • (3) 自覚的疲労と疲労関連質問項目の入力

    フリッカー値を測定する前に、ユーザ本日の状態、すなわち現在の自覚的な疲労状態(自覚的疲労指数)と、管理者が任意に設定した3つの質問項目を入力します。自覚的疲労指数には、「現在どのぐらい疲れているか」の感覚を入力します。左端を「完全に元気」右端を「完全に疲労」とし、現在の疲労感をスライドバーの位置で決定して下さい。
    自覚的疲労指数の下には、管理者が任意に設定した3項目の質問(それぞれ5択)が表示されます。これらの質問に対する回答は、フリッカー値と同時に記録されます。
    画面右側には、「始業」、「終業」、「その他」の別を入力するチェックボックスが表示されます。測定時の状況に応じたチェックボックスを選択してください。

  • (4) 測定開始

    右下の"測定開始"ボタンを押すと、「測定刺激画面」が現れ、フリッカー値の測定が始まります。画面中央に4つの▲アイコンが表示されます。4つの▲アイコンは、初めはどれも同じに見えますが、しばらくすると、どれか一つだけが点滅し始めます。点滅のちらつきの強さは始めは弱く、次第に強くなります(ちらつきが時間とともに次第に見えやすくなります)。

    測定開始
    ▲アイコンのうちの1つの「ちらつき」が知覚できたら、その▲の位置に対応した、上下左右の矢印キーのうちの一つのキーを押して回答します。点滅中の▲を正しく回答できれば画面に「○」が,まちがっていれば「×」が表示されます。

    正答画面
    誤答画面
  • (5) 測定結果の表示

    5回の測定が終了すると「測定結果画面」が表示されます。上部に5段階評価での疲労状況、下部に測定した結果の標準値(元気な時に測定した結果)との割合(%)が表示されます。下の「測定画面に戻る」のボタンを押すと測定画面に戻ります。

    測定結果表示画面
  • (6) 検査後の測定画面

    フリッカー値の測定が終了し測定結果が表示された後"測定画面"に戻ると、左上には先ほど測定したデータが追加されたグラフが表示されます。"測定画面"のグラフは、直近1週間分(7日)の測定結果が表示されます。赤線は始業時のデータ、青線は終業時の測定データを表します。
    それ以前のデータ含めてデータを表示する場合は、「グラフを見る」のボタンを押し、表示日数(「7日」、「30日」、「90日」、「180日」)のボタンを押して、その期間のグラフに表示します。
    左下の「測定画面に戻る」のボタンを押しますと"測定画面"に戻ります。

    測定結果表示画面
  • (7) 管理ツール

    「管理ツール」は管理者IDでログインしたときのみ表示されます。

    アイコン

    複数ユーザについて、その日の測定結果、始業時と終業時の測定結果との関係、その前回の測定データとの関係をアイコンの色および形に変換して表示します。ユーザ全体の測定結果の経時的変化を俯瞰的に観察することを目的にした機能です。画面左側の「アイコン」ボタンを押すと、ユーザを選択する画面が表示されます。その後、「検索」ボタンを押すと、全員の測定データの経時的な変化をアイコンで表した画面が表示されます。
    表示内容は、3種類あります。
    ・今回の測定結果が標準値と比べてどうであったか。
    ・始業時の測定値と終業時の測定値と比べてどのような変化があったか。
    ・今回の測定値は前回の測定値と比べてどのような変化があったか。

    管理ツール:アイコン

    グラフ

    選択したユーザのデータをグラフとして表示します。画面左側の「グラフ」ボタンを押すと、表示するユーザを選択する画面が表示されます。その後、ユーザIDを選択後「検索」ボタンを押すと、指定したユーザの測定結果の変化が折れ線グラフとして表示されます。カレンダーで表示する期間の設定を行う事が出来ます。また、グラフは測定結果または評価結果のどちらでも表示することができます。

    管理ツール:グラフ

    データ一覧およびCSVファイル出力

    選択したユーザについて、過去の測定データを閲覧・CSVファイルに出力します。画面左側の「一覧」ボタンを押すと、表示する測定期間とユーザID等を選択する画面が表示されます。測定期間とユーザIDを選択して「検索」ボタンを押すと、選択したユーザの保存データが画面下部に表示されます。「CSV出力」ボタンを押すことで、閲覧中のデータをCSV形式のファイルに出力できます。

    管理ツール:グラフ